2022年10月2日に、静岡県湖西市新居町にて土間づくりワークショップを行いました。今回はコンクリートでなく、土を固めてつくる「三和土」にチャレンジです。
写真の砂利敷き部分が、今回土間を打つ場所。概ね10㎡(6畳くらい)あります。
三和土は 土、石灰、にがりを凡そ2:1:1の割合で混ぜて床に敷き、その上から土を
敲き固めてつくります。因みにこちらの写真が出来上がりのサンプル。この仕上がりを目指します。
先ずは、上記の材料を混ぜて攪拌するところからスタート。まるでコーヒー豆を焙煎してるみたい。
土は開催地に近い浜北地域の土を使っています。三和土では赤土を使う事が多いようですが、
今回はサンプルの様なベージュに近い色合いで仕上がる予定です。
そこから混ぜた土を床に巻き、順番に踏み固めていきます。いっちにー、いっちにーという感じ。
子供と大人が一列にならんでバケツリレーで土を運びます。子供達は何往復もして次々にバケツを運んでくれてました。何と嬉しい光景でしょうか。
ある程度まんべん無く土を敷いて踏み固めてができたら、木片とハンマーで敲き固めます。
土間の端から一列に並んでローラー作戦の要領で敲いていきます。コン、コン、コンと小気味良い音が建物の中に響き渡ります。敲きながら平滑にしていきたいところですが、これがとても難しい。職人さんの偉大さを実感します。
裸足で踏む土は少しひんやりしてとても気持ち良いです。体がアースされていく感覚… 癖になりそう。
一層分を終えたところで午前中の部が終了。思っていたよりも早いペースで進みました。
午後はこの上に同じ要領で2層を重ね、最後は左官職人さんが鏝で仕上げました。
今回のワークショップには地域の方々を始め、友人、仕事仲間、親族など、総勢32名もの方々にご参加頂きました。また遠くは長野県や岐阜県から駆けつけてくださった方もいらっしゃり、とても有難く自身にとってはとても幸せな夢の様な時間を過ごさせて頂きました。ご参加頂きました皆さん、本当にありがとうございました!
今後は土間の仕上がりを何らか共有させて頂くと共に、この建物を地域に開いたスペースにすべく活動していこうと思いますので、是非またお立ち寄り頂ければ幸いです。
また、今回のワークショップの様子を中日新聞さんが記事にしてくださいました。
とても丁寧に分かり易く纏めてくださってまおりますので、是非 下記のリンクからお読み頂けると嬉しいです。
記事リンク先: https://www.chunichi.co.jp/article/557598?rct=h_shizuoka